モンステラ

モンステラ

葉は不規則な深い切れ込みが入ったり、大小の穴が開いたり、
太い茎からは、気根を出すなど、非常に変わった樹形をしている事から
モンステラと呼ばれる様になったそうです。
（ラテン語のモンストラム→異常・怪物と言う言葉から来ているそう）
クワズイモやアロカシア等と同じサトイモ科に属し、
モンステラ属としては25種類とも、40種類あるとも言われています。
我が家のモンステラは正式には何という種類なのか分かってません。

市場で手に入るものは7～8種類程度です。
中には一見モンステラっぽくないハネカズラやマドカズラも入っているので
いわゆるモンステラと名の付くのは、デリシオーサ、ヒメモンステラ、
ペルツーサ、それぞれの斑入り、ミニマ位でしょうか。

モンステラはある程度大きく成長しないと
種類を特定する事が難しい様です。
家のは一体何者なのか・・・。
もぅ暫く時間が必要な様です。 

管理についてですが、とても強い植物なので
そうそう枯れるようなことは無いようです。
熱帯の植物なので冬場は注意が必要ですが
最低３度以上あればなんとかなる様です。
安全に越冬させたいなら１０度位は欲しいですね。

いくら熱帯の植物とは言っても、夏の直射日光は厳禁です。
常に葉に湿度をあたえられるようならまだいいかもしれませんが、
じょうろで水やりする程度なら、強い直射日光は葉が日焼けししおれます。
１度、真夏に車の中に３０分程放置してしまい
新芽の葉が焦げた経験があります。
そのまま枯れる事はなく元気に成長してくれましたが
焦げた跡は痛々しいです＞＜
冬は日向の暖かい所に、夏は半日陰の風通しの良い所で管理しましょう。
少しずつ日に当てて、葉肉を厚くすれば、外でも育てられるようです。
あまり日光が少ないと、ひょろひょろと間延びした伸び方をするので注意！

水やりは冬は１週間に１回程度。
夏は土の表面が乾けば毎日でも。
あげる時は鉢の下から水が溢れる位あげる・・・というのが一般的です。
我が家はヘタすると夏より冬の方暖かいので、冬に生育期を迎えます。
その為、夏場は４～５日に１回、
冬はほぼ毎日水をあげてます。
空気が乾燥するので冬は毎日葉水も与えます。
植物が育つ環境によって色々変わってくるので
様子を見ながら水を与えましょう。
ちなみに気温が２０℃以下になると水を吸わなくなる様です。

葉が乾燥し過ぎると他の観葉植物と同じように葉ダニが発生します。
葉が大きい為、葉水で溺死させるより濡れ布巾で拭いた方が
駆除しやすいかも知れません。

非常に強い植物なので、普通に育てていれば、
どんどん新しい葉を出して伸びてきます。
蔓性の植物なので長く伸びてくると自立できずに倒れてきます。
それを支える為によく使われるのが『ヘゴ』と言う添え木です。
ヘゴの他に、金属製やプラスチック製などのものもよく売っていますが、
ヘゴはそれ自体が水を吸うので金属やプラスチック製の物より
植物には優しいと思います。
その他、ポトスやアイビーの様に上からつり下げたり
色々試してみるのも面白いかと思います。

どんどん大きく育てたい場合は、大きな鉢に植え替える必要があります。
植え替えの周期は大体２年に１度位。
鉢底から根が出る様であればそれ以前でも植え替えしましょう。
時期は５～６月頃。
古い鉢からモンステラを抜き、絡み合ってる根をそっとほどいて、
きれいに土を落とします。古い土はできるだけ落としましょう。
土は水はけの良い物を使用しましょう。
（赤玉土（小粒）７、腐葉土３位の割合で）

モンステラは挿し木で増やすことができます。
挿し木は、気根（空気中にのばす根）の付いた茎を
葉が3～4枚ついている部分、もしくは1～2節を目安に切り取り、
土に植え込むと１ヶ月くらいで根が出てきます。
水に挿しても発根します。
茎を横に寝かせて用土に半分くらい埋めて芽を出させる『茎伏せ』も可能です。
私は気根の付いた葉をそのまま水に挿して繁殖させました。
土に植え込む場合は乾燥しない様に注意してください。

写真のモンステラは我が家で１番大きな葉です。
１番大きな・・・と言ってもまだ苗なので穴も開いてないし
切り込みも入っていません。
早く『モンステラらしい』葉っぱが見たいですね♪

学名：Monstera adansonii
原産地：熱帯アメリカ
科名：サトイモ科
属名：モンステラ属



参考サイト↓
観葉植物studio】緑のある生活
モンステラ・マニア